競馬をやる際に必ずと言っていいほど悩むのが「馬券」です。
「軸馬は決められたけど1着に来るかどうかわからない、、、」
「どの馬も実力拮抗してて軸馬が決まらない。BOX買いにすると点数増えちゃうし、、、」
この記事は、上記のような悩みを持っている競馬初心者におすすめです!
ファクターにより軸馬は決まってもどのように馬券を組むかで、競馬で勝てるかどうかは変わります。
軸馬が見えて連系馬券を買っていても相手が来なければ外れますし、軸馬が見えていなくてもボックス買いすれば点数が増えてしまう代わりに高配当を拾いやすくなります。
つまり、レースと自分の予想状況によって適切な「馬券」は変わってくるのです。
競馬において「馬券」が最も大事だといっても過言ではないと思います。
この記事では、基本的な馬券の種類と方式について解説しながら、各馬券の使い方について触れていき、その上でウマリーがおすすめする馬券3選を紹介します。
何種類の買い方があるの?
馬券の基本
馬券は全部で9種類です。
それぞれに特徴と適切な場面がありますので、うまく使い分けることが大切です。
単勝
買った馬が1着になると的中する馬券です。
フルゲートでも18頭の中から1頭選んで1着を当てるだけなので、比較的当てやすいのが特徴です。
的中率は、18頭の場合は5.5%、17頭なら5.8%、16頭なら6.3%、、、と小頭数になるにつれて上がっていきます。
圧倒的な実力馬がいたり、能力が高いのに不利により凡走が続いている人気薄の馬、スローペースで前有利になりそうなレースの逃げ先行馬がいるレースでおすすめです。
また単勝は人気毎の勝率が統計的に表れているので、オッズと比較しながら期待値のある馬を見極めやすいのももう一つの特徴です。
単勝は馬券の基本中の基本であり、この後紹介する馬単や3連単の基礎にもなります。
つまり、単勝が当てられるようになることが、高配当馬券への必須条件とも言えるのです。
競馬初心者から熟練者まで幅広い方が使う馬券なのです。
複勝
買った馬が3着以内にくれば的中する馬券です。
一頭選んで3着以内来るか予想するだけなので、馬券種の中では最も当てやすいです。
しかしその反面、オッズは1番人気で1.1~1.5倍、2番人気で1.6~1.9倍…穴馬でも数倍程度と低いのが特徴です。
単勝とセットで買うことが多いです。
単勝で1着の配当を狙いながら、複勝も買っておき、単勝が外れて2、3着になっても配当を拾えるように買うことで的中率と回収率両方を確保する手法です。
その分、プラス収支にするにはある程度の資金と資金配分が必要です。
よく「単複」と言われるのはこの買い方ですね。
軸馬が決まっていても1着までくるかどうか分からない場合やほかの馬券が外れた際の保険としておすすめの馬券です。
馬連
出走馬から2頭選び、共に2着以内にくる馬と的中する馬券です。
2着以内に来る2頭を予想するので、難易度は格段に上がります。
その分オッズもつきやすく、20倍つくことも多々あります。
1着にきそうな馬が見えた場合に、軸馬を任せる可能性がある馬と軸馬との馬連を買って、軸馬が2着の場合も配当が拾えるように買うケースが多いです。
ワイド
馬連は2着内にくる馬を2頭当てるのに対し、ワイドは3着以内にくる馬を2頭予想する馬券です。
選んだ2頭が3着以内に入ればいいので、馬連よりも比較的当てやすいのが特徴です。
その分、オッズも低くなります。
人気馬同士のワイドでは2~4倍程度が多いですが、穴馬を混ぜると5倍以上、場合によっては10倍、20倍までつくこともあります。
自身のある2頭がいて、どちらも1着にくるかわからない場合や馬連の保険としておすすめです。
枠連
1着と2着の馬の枠番を順不同で当てる馬券です。
枠番とは、スタート時に入っている枠の番号で、コース内側から1枠、2枠、、、最も外側が8枠になります。
例えば、
枠連1枠-2枠を買った場合、1着の馬番が①か②、2着の馬番が③か④であれば的中です。
各枠番に2頭ずつ入るので、馬連よりも当てやすいのが特徴です。
軸馬がいる枠番と相手候補の枠番の枠連で、相手候補の馬が来なくても偶然同じ枠番の別の馬がきた場合に拾えるので、予想外の的中が見込めるんですね。
また馬連の方が民衆のイメージが強いのか、馬連に比べて当てやすい枠連の方がオッズがついているケースもたまにあります。
馬連を買う方は、ちらっと枠連のオッズをチェックしてみるとちょっと得するかもしれません(笑)
枠単
枠連に、1着と2着の枠番の順番も追加して当てれば的中する馬券です。
枠連よりも難易度は高くなるので、オッズも高くなります。
ただ、この馬券は地方競馬のみで扱っているんですね。
中央競馬では扱っていないのでご注意ください。
馬単
馬連に、1着と2着の着順も予想して当てる馬券です。
枠単と同じく、馬連よりも難易度が高くなるので、オッズは高くなります。
確実に1着が見えてる時や、人気薄を1着に置いて保険に馬連を買う合わせ馬券がおすすめです。
3連複
3着内にくる馬を全て順不同で当てる馬券です。
3頭全てを当てなければならないので、難易度はぐんと上がります。
3連単
3着内にくる馬を全て着順含めて当てる馬券です。
全ての馬券種の中で最も難しい馬券と言えます。
その分、高配当になりやすいのも特徴です。
買い目の方式
馬券の買い方には、上記で挙げた馬券種以外に「方式」があります。
連係馬券を買う場合は避けては通れないので、必ず覚えておきましょう。
フォーメーション
馬連や馬単なら1列目と2列目、3連複や3連単なら1列目と2列目と3列目の馬を全て指定して買う方式です。
選び方によっては、無駄な買い目を減らして馬券を絞る事が出来ます。
競馬が上手い人が多く採用してるのも特徴です。
慣れてきたらフォーメーション馬券で効率よく狙っていくのがおすすめです!
1頭軸、または2頭軸流し
1頭軸なら1頭を、2頭軸なら2頭を1着・2着・3着のどれかに固定して買う方式です。
着順を固定して買うのでかなり難易度は高いですが、軸馬に自信がある場合はかなり無駄な買い目を減らせるのが特徴です。
マルチ
1頭軸または2頭軸の馬がそれぞれ1着、2着、3着になった場合の買い目を全て押さえる買い方です。
例えば、、、
馬番①の馬を3連単1頭軸にして、馬番②③④にマルチで流すと、
1着①→2.3着(②〜④から2頭)
1着(②〜④から1頭)→2着①→3着(②〜④から1頭※1着馬以外)
1着(②〜④から1頭)→2着(②〜④から1頭※1着馬以外)→3着①
という買い目を全て買うことになり、計18点になります。
軸馬が3着内のどこに来ても相手馬が当たれば3連単を的中出来るのが強みですが、同時に買い目も増えてしまい、資金に余裕が無いと手が出しにくい方式でもあります。
回収率を高める事を考えると、あまりオススメは出来ない買い方です。
ボックス
選んだ馬同士の組み合わせをすべて買う方式です。
連係の馬券と組み合わせて使います。
軸馬、人気馬などと共に穴馬も複数頭絡めておくと、予想外の決着で軸馬が飛んでも、ボックス買いした穴馬同士が絡んで高配当を得られるのがメリットです。
デメリットとしては、当たる確率の低い穴馬同士の買い目も同時に買ってしまうので、フォーメーション、流しに比較して点数が増えてしまう事です。
馬券に絡みそうな馬が複数頭いて、軸を絞れない場合はこの買い方はオススメです。
おすすめの買い方は?
競馬の楽しみ方は人それぞれです。
- 単勝が好き!
- 3連単で夢を見たい!
- 複勝やワイドで的中重視でいくんだ!
と色々な思惑のもとに馬券を選ぶ人が多いですが、競馬で勝ちたいと思う初心者の方には、それに適した買い方があります。
2年競馬してきて回収率100%を超えられたウマリー自身も行っている、初心者にもオススメの馬券の買い方3選をご紹介します!
おすすめその①:単勝
オススメの理由は下記の3点です。
- 1着馬を見抜く力を付けられる
- 控除率が20%と最も低く、回収率が高い
- 比較的当てやすい
単勝は、全ての馬券の基本です。
馬単や3連単も、1着に来る馬がわからずには当てられません。
まずは相馬眼を付ける意味でも単勝はとても有効なのです。
また競馬では必ずついて回る「控除率」ですが、単勝(複勝)は最も割合が低く、払戻し率にすると80%と高い数値になります。
つまり、他の馬券よりもシンプルに回収率は高くなりやすいのです。
そして、単勝というと的中が難しいと思う方もおりますが、実はそんなことはありません。
むしろ当てやすい馬券とすら言えます!
18頭立てなら単純に計算しても的中率約5%。
20回に1回の確率です。
しかし、1着になる馬の「人気」ごとの勝率は、
- 1番人気→約30%
- 2番人気→約20%
- 3番人気→約13%
- 4番人気→約10%
- 5番人気→約8%
本当はもっと細かい数値ですが、ここはざっくりで覚えておくくらいで全く問題ありません。
つまり、全レースの約80%は5番人気以内で決まるのです!
そう考えると、そこまで難しい馬券には思えなくなってきませんか?
単勝は必ずと言っても良いほど、押さえるべき馬券なのです。
おすすめその②:人気薄が軸のワイド1頭軸流し(2~3点)
オススメの理由は下記の2点です。
- 着順関係なく2頭的中すれば良いので比較的当てやすい。
- 穴馬を絡めると単勝よりもオッズが付くので払戻しも増える。
穴馬と人気馬のワイドであれば8〜15倍、穴馬同士のワイドなら15〜20倍付くこともあります。
しかも着順不問なので、初心者でも手が出しやすいのでオススメです。
ここで押さえておきたいのは、人気馬同士のワイドは買わない事です。
人気馬同士だとオッズは2.0~3.0倍程度にしかならない事が多いです。
つまり期待値・配当妙味が薄いのです。
「一生懸命予想して2頭的中した!でも人気決着で3倍かあ、、、」
と当てたのに落ち込むことになります(笑)
また人気薄を軸にすると的中率は下がりますが、2~3点に抑えているので、1点100円でも5回に一回当たれば回収できます。
人気馬同士であれば200円、300円しか回収できないので、2回に一回か、毎回当てないと回収できない計算になってしまいます。
なので、人気薄が軸のワイドで買い目も少数に絞るのです。
ウマリーは昨年の大阪杯でダノンザキッド(10番人気)を軸にして人気馬と穴馬に流し、ジャックドール(2番人気)とスターズオンアース(1番人気)のワイドを的中することが出来ました。
数回に一度当てればいいので、自信をもって穴馬を軸にしてください!
おすすめその③:馬連1頭軸流し
単勝で自分の選ぶ軸馬に信用が持てるようになってきたら、ワイドではなく、回収率を重視して馬連の1頭軸流しをお勧めします。
1着と2着の馬を、着順不問で2頭的中させる分ワイドより難易度は上がりますが、オッズが高くなります。
人気薄と人気馬でも10~20倍、人気薄同士では40倍、50倍つくこともあります。
ここで気を付けたいのは、馬連の場合はある程度人気馬も多少絡めないといけないところです。
基本的には、人気馬と人気薄を組み合わせて買います。
既にお伝えしましたが、1着に来る馬の約80%が5番人気以内の馬なのです。
なので、人気薄同士の馬連ばかり狙っていては、さすがに的中率が低すぎて、回収率とのバランスが取れなくなります。
軸馬が人気馬なら相手は穴馬に、軸馬が穴馬なら相手は人気馬に流すことをお勧めします。
まとめ
初心者の方は、各馬券・買い目の方式を覚えることが必要です。
ウマリーも始めたばかりの頃は、
「マルチってなに⁉分からない分からない!」
という状況でした。笑
そして馬単や3連単のような難易度の高い、的中率の低い馬券を多点数買うのではなく、単勝・ワイド・馬連という比較的当てやすい、かつ少点数で馬券を組むのです。
少点数で1点当たりの金額を高くする方が、的中しやすく、払戻金も増えるという良い事尽くしなのです。
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