予想ファクターが多すぎて毎回どれ使えばいいのか分からない、、、
そもそもファクターってなに?何があるの?
上手い人ってどんな予想してるんだろう。
競馬の予想をする時は、騎手や厩舎、馬の脚質、馬場、展開、血統…様々な要素からアプローチしますよね。
それが予想ファクターと呼ばれるものです。
YouTubeや「X」などのSNSを見ていると、何人もの方が当たり馬券の画像を上げて報告したり、当たった場面を動画にしたりしてますよね。
このような上手い馬券師の方は、ファクターをいくつも使いこなし、回収率を高めております。
しかし、中にはシンプルに予想ファクターを絞り、馬を選ぶ方もいます。
ウマリーはそのような方が、穴馬を、単勝で当てるところを何度も見てきました。
何が言いたいかというと、ファクターは必ずしも多ければ良い訳ではないという事です。
いくつものファクターを使いこなす方は、それぞれのファクターについて語って下さいと言われたら、一日中語り尽くせるくらい知識を持っております。
だから的中・回収率に繋がるのです。
なので、初心者が広く浅く様々なファクターを使いながら予想していると、あれやこれやと考えているうちに、軸がブレたり、はじめ見えてた穴馬を切ってしまい拾えなかったりします。
これはウマリーも経験してます(笑)
慣れないうちは、まずはファクターを絞り、一つ一つのファクターを極める事が大事なのです。
人により得意だったり、または信じるファクターは異なり、どれが正解、不正解という事もありません。
しかし、ファクター毎にも特徴があり、競馬初心者が扱うには個人差があまりにも出過ぎるファクターもあります。
なので!
2年間いろいろな予想ファクターを試してきたウマリーが、自身の経験をもとにおすすめ出来る予想ファクター3選をご紹介したいと思います。
この記事を見れば、あなたがどのファクターに絞って続けていけばいいのか、どのようにして軸馬の安定性を保ち、また穴馬を見つけられる様になるかが分かります!
この記事はこんな方におすすめ!
- ファクターを絞りきれない方
- 競馬初心者の方
- ファクターで穴馬を見つけたい方
- ファクターで軸馬の精度を上げたい方
おすすめのファクター①レース回顧(前走不利)で能力を見抜く!
レース回顧とは、各レースの振り返りです。
おすすめの理由は下記の3点です!
- 軸馬、穴馬の両方を探すのに役立つ
- やり方を覚えればいいので、馬ごとの特徴や血統など把握してなくてもOK
- 自然とレースを絞れる
そのレースの中で強い競馬をした馬を、次走の好走条件と共にメモを残しておき、次走出走してきた時に好走条件に合致すれば自信を持って買うことが出来ます!
※レース回顧の具体的なやり方については、別の記事で解説しているので、詳しい内容を知りたい方はこちらからご覧下さい。
レース回顧は、不利を受けながらも好走したり、本来実力のある馬が不利を受け凡走したりなど、基本的に着順以上に評価できる馬を探す作業です。
5着だけど展開不利を受けながら勝ち馬と0.2秒差の馬なら、敗因明白な凡走と考えて、次走条件次第で買おうとメモをします。
外差し有利なコースや展開で内から先行して、差してきた勝ち馬と0.1秒差の馬なら、展開不利の中でもそれだけ走れる能力があるので、次走条件次第で勝ち負けだろうとメモをします。
このように、軸馬・穴馬の両方を見抜くのです。
ここでレース回顧をするのに重要なポイントを2つお伝えします!
一つ目は、必ずメモ馬の好走条件を自分なりにメモしておき、次走出走するレースの条件がメモ馬に合致したレースで狙うことです。
2022年の皐月賞ですが、あの世代最強と言われるイクイノックスもスローペースな前有利な展開になれば負けることもあるのです。(この時の勝ち馬はジオグリフでした。)
上記で私がしきりに「条件次第で」と書いたのは、メモ馬を何も考えずに毎回買っていたら回収率はどんどん下振れていくからです。
馬にも得意・不得意があります。
必ずその馬に条件が向きそうなレースを見極め、それを繰り返すことが回収率向上につながります。
2つ目は、回顧したレース、馬のレベルもメモすることです。
どれだけ良いレースをしていても、まだ現級で3着も取れていないメンバーと、現級で2着や3着を何度も取っているようなメンバーでは、明らかにレースレベルが異なります。
過去レースで対戦した馬が既に現級を勝ち上がっていたり、上のクラスで好走しており、その馬と差のない競馬をしているにもかかわらず、展開不利などで敗因明白な凡走をして勝ち上がれないでいる馬はたくさんいます。
そういった馬を狙えると、より美味しい馬券が取れるようになるのです。
おすすめのファクター②馬場(トラックバイアス)で地の利を得る馬を探す!
馬場状況も、レースの決着に及ぼす影響は大きいです!
競馬は基本的には前にいるほど勝率は高くなります。
また道中で内側を走れると、距離ロスも減るので有利になります。
なので芝コースの場合、各会場の開幕週では荒れた芝がほとんど無いので、内ラチ沿いを通った逃げ先行馬が有利になる事が非常に多いです!
これは小回りコースの福島・札幌などのローカル会場などでは特に顕著に傾向が現れます。
逆に競馬の開催が進み、各会場の最終週が近づくと内ラチ沿いの芝は踏み返されて傷んできて、走りにくくなります。
そうなると、内ラチ沿いよりも外側の方が芝が比較的きれいな状態を保っているため、内前を通る馬よりも中団や後ろから外側を通って差してくる馬、いわゆる外差しが有利になってくるのです。
このように馬場状態から恩恵を受けられそうな馬を探すと、思わぬ穴馬を拾える事も多いです。
なぜかと言うと、馬場状態を的確に判断するのは難しいので、そこを度外視して馬を選ぶ人が多くなりがちです。
つまり、掛け金が集まりにくいので、必然的にオッズも高くなり、穴馬になるのです。
「馬場(トラックバイアス)」というファクターは、的確に判断出来れば穴馬を見つけられ、まわりに対しに優位性も持てるため、非常におすすめです!
おすすめのファクター③展開の利を得る馬を探す!
出走馬の中に「逃げ」「先行」の脚質が複数頭いると、レーススタート後に前目のポジションを取りに行こうとする馬が多くなります。
特に逃げ脚質の馬が2頭、3頭いるとハナを争うため逃げ馬のペースが速くなります。
そうなると、普段よりも前半でスタミナを消耗しやすくなるため、後半、特に直線で逃げ先行勢がスタミナ切れを起こし、差し追い込み馬が追い抜く展開になります。
逆に大半の出走馬が差し追い込み馬で、逃げ馬も1頭だけ、先行馬も小頭数の場合は、スタート後に逃げ馬も先行馬もすぐポジションを確保しやすいため、前半でスタミナを消耗することなく直線を迎えられます。
そうなると、前目の馬は直線でも粘りやすくなり、差し追い込み馬が届きにくくなります。
そのレースが、前有利なのか差し有利なのか、ある程度の想定はしておいた方が、確実に予想の精度は高くなります。
また、レース会場や芝かダートか、距離、馬場状態からも大きく影響を受けるため、実際の展開はより複雑です。
例えば、、、
- 1200mのような短距離では、距離が短い分前半でペースを上げてもゴールまでスタミナが持ちやすい。
- ダートの道悪は芝のように脚抜きが良くなるため、逃げ先行が逃げ粘りやすくなる。
- 東京や新潟は4コーナー後の直線が長いため、差しが届きやすく、実力決着になりやすい。
- 福島の開幕週は、直線が短い+芝が良好で荒れていないため、内前が有利。
- etc…..
このように各レース条件で想定されるレース展開が分かれば、馬も買い目も絞れるようになるため、非常に有利です。
一つだけ注意点としては、展開は「考えすぎない」ことです。
展開は各馬のポジションや各コーナーでの通過順位、直線での上がりの速さなど、細分化していくほど、「本当にそうか…?こっちの展開になるんじゃないか…?」と疑心暗鬼になり、展開の沼にはまっていきます。
ウマリーはこれで1つのレース予想にめちゃめちゃ時間かけた結果、全然想定と違う展開で馬券も外れて、「あんだけ時間かけたのに…」と必要以上に落ち込むことがよくありました(笑)
「前目の脚質の馬が少ないから前が残りやすいかも!」
「開催最終週で内ラチ沿いの芝が荒れてるし、先行場も多いから外差し展開かな。」
というように「内前」か「外差し」かがざっくり分かる程度でも十分効果はあります。
まずは自分の直感を信じてパッと思った展開に従って馬券を組んでいく事をお勧めします。
まとめ
競馬初心者の方は、まずは一つのファクターをしっかり覚えてから次のファクターを試すようにするといいです。
特に競馬がこの先何年も続いていく中で、より普遍的なファクターとしておすすめになるファクターを3つご紹介しました。
- レース回顧
- 馬場状態(トラックバイアス)
- 展開
各ファクターの詳細な考え方は別の記事で取り上げていく予定です。
自分の得意な予想ファクターを見つけて、これからも競馬をより一層楽しみましょう!
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