※この記事は2025年10月26日に更新されています。

この記事では、10月最終週に行われる秋G1レース「菊花賞」の解説や狙い方、推奨馬までを徹底解説していきます。
京都競馬場の芝3000mは中長距離からの延長馬も対応可能

初角まで短くコーナーも6回まわるコースレイアウトで内枠有利に見えますが、実際は枠の差はフラットです。
道中は基本スローで流れるので、長距離戦では隊列が縦長になりやすく、外枠の馬も内を走れるのであまりロスが少ないのです。
枠よりも折り合いと後半の末脚、それを発揮出来るスタミナが必要なコースになっています。
ただスタミナがあるだけの馬では切れ負けするので注意が必要です。
距離は長いですが、初角まで短くスローペースで流れ、平坦な直線での末脚勝負になるため、ダービーの様な中長距離の傾向と類似する点も押さえておきたいですね。
京都競馬場の馬場はやや内有利な傾向が続く
前週の馬場傾向を見ると、内をロス無く立ち回った逃げ先行馬の粘り込みが多くありましたが、大外からの差し馬も3着まで届いていました。
当日は朝から雨が降り続くことで馬場が重ためになりそうで、大箱コースの京都3000mでは末脚の性能をそがれる可能性が高いです。
それによって前有利な傾向が強まり、後方差し追い込み馬は届きにくくなります。
基本前有利、ハイペース気味になっても好位から長く良い脚を使える馬か、差し馬でも中団好位から内をロス無く回って来れる馬が好走しやすいと想定します。
長距離コースにつきスローペース
初角までの距離が短く長距離コースなこともあり、スローペースが濃厚です。
さらに雨が降って後方勢の末脚性能がそがれ、3コーナーからの下り坂とゴールまでの平たんな直線で前が止まりにくいのではないかと考えます。
末脚を重視したい京都芝でオッズの傾向は後方から強力な末脚を使える馬に傾いているので、前目で堅実に末脚を発揮できる馬が狙い目です。
過去に好走した馬の共通点
ダービー勝ち馬、連対馬 2200m好走馬(特に中山2200mで速い上がりで好走した馬) 特に中山2200mで速い上がりを使える馬
菊花賞の推奨馬
的中率を重視したい場合
ショウヘイ(3番人気)
唯一の日本ダービー3着馬。前走も展開が向いているとはいえ、終始三番手で先行しながら上がり32秒台は堅実な末脚で強い内容だと思います。
雨が降って重めの馬場になることが今回プラスに働きそうで、前目で長く良い脚を持続できるショウヘイに馬場展開が向くと予想しています。
回収率を重視したい場合
レッドバンデ(8番人気)
セントライト記念は淀みのないペースで差し有利な展開の中、唯一先行して上がり3位の脚で3着。直線で接触する不利も考えると強い内容。
青葉賞は出遅れも1着のエネルジコと差の無い競馬でした。
中山2200mを好走しており5ハロンの持続力戦にも対応し、堅実な末脚も持っています。
想定上位人気馬との実力差はほぼ無いにも関わらず人気を落とすなら、かなり妙味ある一頭です。

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