
この記事では、小倉競馬場のコース形態をどこよりも分かりやすく解説し、狙い方を明確に解説しています。
競馬場のコースをネットで調べてみると、コースの特徴や過去傾向がちゃんと解説されている記事もあれば、本当に特徴だけで情報量が少ない記事もあります。
更にそこに人気別や脚質別、騎手別、枠順別、産駒別、etc…の回収率なども載っていたりと逆に情報過多になっている記事もありますよね。

情報が多過ぎてどれを参考にすればいいのか分からなくなる、、、

買いたい馬も増えて買い目が多くなってくるんだよね

実際の競馬予想に本当に必要な情報はもっとシンプルです!
競馬予想は、色々な情報を取り入れる事が必ずしも正しいとは限りません。
私は次の4つのファクターで十分競馬予想は出来ると考えています。
※予想ファクターについては以下の記事でも解説しているので是非ご覧下さい↓

ファクターを絞れば、初心者の方にも分かりやすくなり予想がしやすくなります!
視点を絞れば、更に次の様なメリットもあります。
- 競馬予想の効率が向上
- 絞ったファクターに注力出来る事で自分の予想ファクターとしても洗練されていき、予想の精度も向上
この記事では、小倉競馬場の芝・ダートコースそれぞれの距離別に、その特徴とレース傾向を解説します。
更に絞った4つのファクターを基にオススメの狙い方もお伝えします。
※この記事はこちらの書籍を参照させて頂いてます。とても分かりやすいので、こちらも是非ご覧下さい。
有利な馬がすぐにわかる 競馬場コース事典【電子書籍】[馬ノスケ]
小倉競馬場はどんなコース?
小倉競馬場は、芝・ダート共に1コーナーで一気に上り、2コーナーからはゴールまで下り坂と平たんな部分を交互に走る小回りコース。
直線が短いことで基本は前有利になりやすい傾向。しかし雨が降ったり、開催が進んで馬場が荒れ、時計がかかると3、4コーナーで馬群が凝縮しやすく、一気に外差し有利な傾向に変化します。
夏と冬で開催が分かれており、それぞれの時期によってバイアスも変わるので、競馬予想の際は後述する馬場の特徴もしっかり取り入れていきましょう。
芝コースにおける馬場傾向は?
小倉競馬場は主に夏と冬に開催されます。
夏の芝コースは野芝主体の馬場であり、開催前半は高速馬場になることが多くあります。そのため、下り坂からの加速と3、4コーナーのスパイラルカーブも影響して外にかかる負荷が大きく、基本は内前有利になりやすい。
気温が高く多少の雨なら馬場も乾きやすいですが、野芝は使い込まれたり雨の降水量が多いと途端に荒れやすくなる特徴を持ちます。それにより、開催後半では時計がかかりやすく、外差し有利に変化します。
冬は野芝と洋芝のオーバーシードになり、タフな洋芝の特徴を取り込むことで時計がかかりやすくなります。さらに季節柄から芝の発育も悪く、馬場は夏よりも荒れやすくなり、外差し有利な傾向が顕著に表れます。
他の会場よりも特に馬場傾向がレースに与える影響が大きいのが小倉競馬場の特徴です。
馬場傾向を読むのが非常に難しい舞台ですが、基本は開幕週の良馬場であれば内前有利。Bコース替わりや開催後半、雨が降った後は外差し有利、特に冬のBコースは顕著な外枠有利と覚えておけば、予想も大きくはズレないでしょう。
ダートコースの特徴は?
小倉競馬場のダートコースは、夏開催と冬開催で傾向が異なります。
雨天時の降水量が多く湿度が高い夏の馬場は、脚抜きが軽めになり、内有利なバイアス。
逆に冬場は乾燥してタフな馬場になることで内外フラットか、さらに時計がかかれば外差しのバイアスに変化します。
特に冬場は凍結防止剤を撒くことでさらにタフな馬場になるので、冬の馬場情報には特に注意しましょう。
このように季節によって狙い方が変わるのが大きな特徴です。
芝・ダートの距離別の各コースにおける特徴とレース傾向
芝コース
芝1200m(前半は内前有利、時計がかかれば一気に外差し)

2コーナーのポケットがスタート地点で、ゴールまで半周するコース。
下り坂スタート+初角まで479mと長いので前半のペースは速くなりやすいのが特徴。
開催前半の良馬場だとかなり時計が速く、ゴールまで下る一方で前が止まらず、そのまま前残りの高速決着になることも多いコースです。
4コーナーでスパイラルカーブがあることで外を回る馬の負荷が大きく、ロスが少ない内枠先行馬が有利。外差し馬は評価を下げる必要があります。
ただし「芝コースにおける馬場傾向は?」で前述したとおり、夏と冬の芝質の違いと季節柄で馬場傾向が一気に変わりやすい点は要注意。
時計がかかる馬場では速いペースと下り坂で先行馬がバテやすく、4コーナーで馬群が凝縮して外差し有利になります。
芝1800m(基本は内前狙い、時計がかかれば外差し)

正面のホームストレッチ中間からスタートし、ゴールまで一周するコース。
初角まで271.5mと短く200mほどで上り坂を迎えるので、前半のペースはスローペースが多いです。
さらに4コーナー後の直線も293mと短いため、基本的には内枠先行有利。
外差し馬は4コーナー出口である程度前目の位置が取れていないと差し損ねる不利が起きやすいのが特徴です。
開催後半や冬のBコースなどで時計がかかる馬場になれば、3・4コーナーで馬群が凝縮して外差し有利になります。
芝2000m(基本は内枠先行か好位差し)

4コーナーのポケットからスタートし、ゴールまで1周するコース。
1800mと異なり、初角まで471.5mと長くなる関係で先行争いが起きやすくなり、前半のペースは速くなる傾向にあります。
その影響で逃げ馬は不利になり、その後ろの先行馬や好位集団からの差しが有利。
後方の差し馬はやはり時計がかかる馬場になるかハイペースで前崩れになる展開が起きないと差し届きにくいコースです。
初角まで長いので枠の差はフラット。時計が速いほど内をロス無く回れる馬を狙うのがオススメです。
芝2600m(スタミナ豊富な内枠先行馬が狙い目)

向正面からスタートし、ゴールまで1周半するコース。
初角まで263.9mと短く、前半はスローペースで進むことが多いので基本は先行馬が有利です。
2コーナーからの下り坂で捲りも発生しやすいので逃げ馬は不利を受けやすい傾向もあります。
良馬場なら内枠、重馬場や開催後半、冬のBコースなど時計がかかる条件では外差し有利な傾向は変わらないので馬場状態の変化は常にチェックが必要。
長距離コースのため時計がかかりやすく、スタミナ豊富なタイプの馬も好走しやすくなっています。
ダートコース
ダ1000m(とにかく逃げ先行馬を狙う)

2コーナー出口からスタートし、ゴールまで半周するコース。
下り坂がスタート地点+短距離で前半からペースが速くなりやすい構造になっています。それによって逃げ先行馬の逃げ残りが多く見られる舞台です。
初角まで365.5mと長めで内外どちらもポジションの取りやすさは一緒で、枠の差はフラット。
湿った馬場になればオーバーペースになりやすく、距離ロスが少ない内が有利になります。
このコースではとにかく逃げ先行馬から狙うのがオススメです。
ダ1700m(ペースをどれだけ読めるかが鍵)

4コーナー出口を過ぎた辺りからスタートし、ゴールまで一周するコース。
スタートから2コーナーの途中まで上り坂が続くので、前半のペースはスローペース。
そのため、基本的には逃げ先行馬が粘り込みやすく有利な傾向にあります。
初角まで342.8mと長めではあるため、逃げ先行馬が多いレースで先行争いが激化すると、オーバーペースで差し有利にも変化します。
特にペースが締まりやすい上級条件では差し有利になりやすいので、いかにペースを読むかが予想のカギになると言えます。
ダ2400m(先行~好位差しが出来るスタミナ志向が強い馬)

2コーナーの出口を過ぎたあたりからスタートし、ゴールまで一周半回るコース。
枠の差はフラットという認識でOK。むしろ長距離戦につき、各馬のスタミナを重要視するべきコースです。
スローペースからの捲りや下り坂スタートで前半のペースが流れやすく、逃げ馬は不利な傾向もあります。
このコースでは、先行~好位差しが出来るスタミナ志向が強い馬を狙うのがオススメです。
特に前走1900~2400mからのローテの馬が好走しやすいです。
まとめ
予想のポイント
小倉競馬場での競馬予想の鍵は、これらの特徴を理解し、開催時期と馬場、ペースに応じた適切な馬の選択にあります。

コース形態を熟知することでより精度の高い予想が可能になるってこと!
一つ一つのコースの特徴を覚えるのは大変ですが、私の場合は、
といった事は一つのコースによらずレース全体の共通傾向として認識しています。
こういった共通傾向を大まかに把握しておけば、よりコース形態の理解は深めやすくなります。
コース形態の理解はレース展開の予想にも大きく関わってきますので、
少しでも馬券回収率を高めたい方は、予想の度にこの記事を見て頭に染み込ませましょう!
有利な馬がすぐにわかる 競馬場コース事典【電子書籍】[馬ノスケ]


コメント